バイク日記C 2021.5/26 〜11/28


 5/26  走行距離が1,5千qを超えたのでオイル交換をした。ドレンボルトを回す方向やオイルの量(1,4L)などを確認し3度目なので簡単にいくだろうと思ったら大間違い。スパナと金槌で叩いたが固く締めすぎたせいか、なかなか回らない。15分くらいかかってようやく回った。ボルトが少しなめているようなので交換した方がいいかもしれない。
今回の大失敗は、箱の中にウエスを入れたレジ袋をセットしたのだが、レジ袋に穴が開いて廃オイルが漏れたのだ。レジ袋はよく穴が開いているので一応確認したのだが小さな穴なので大丈夫だろうと思ったら、ものの数秒でダダ洩れしだした。やはりちゃんとしたゴミ袋なりを使わないとダメだと分かった。駐車場の油を拭きとるのが大変だった。

 3月くらいからシャドウボックスでW650を作っている。作りながらつくづく手放さなければ良かった、と死んだ子供の年を数えるようなことを繰り返している。W650は人気があるのか中古価格も結構高い。それに対して新型のW800は性能的にいいのに価格はそんなに変わらない。もし買うとしたら年数の経ったW6より程度の良いW8にしたいと思ってネットで中古車情報を見ているが、年や体力を考えると・・・・。
 やはりSTが今の自分には身の丈に丁度いいのかもしれない。

 8/31  日中はまだまだ厳しい暑さだが、ふと思い付き2年前に行った岩屋権現を訪ねた。山野峡を目指していくと先日の豪雨で途中行き止まりだった。山野峡へは行かず龍頭峡を目指し、う回路があったのでそちらに回り山の中を走っていると元の道に出た。道路工事の人に龍頭峡への道を聞くと、う回路の先の分かれ道を右に曲がらなければならないのに左に曲がっていたことが分かった。2年前と同じく龍頭峡の駐車場で記念撮影。そこから岩屋権現権現までは2q。入り口は2カ所あり参道と書いてあるのが違うような気がしてその先の入り口から入るとそちらは歩いて登るための道でそこは通行止めだった。そのまままっすぐ行くと軽自動車がやっと通れるくらいの細い道が続き、途中で参道からの道に合流してやっと見覚えのある道に出た。駐車場(少し道が広くなったところ)にバイクを止め歩いて登った。バイクが倒れて立ち往生した場所はそのままで荒れていて、そんなところを突き進んだ自分の馬鹿さ加減を改めて反省した。
岩屋権現に上がっていくと杉の木立が鬱蒼としており、風情があって素晴らしかった。2年前は心細さで心に余裕がなかったのだろう。そしてその時の感謝をこめてお参りし、賽銭も奮発した。その後涼しい山の中を100q近く走り堪能して帰ってきた。

 10/7  焚き火台を買って夏にバイクでキャンプに行こうと思っていたが、コロナでキャンプ場はほとんど休止。10/1に緊急事態が解除されたが、時はすでに秋。山は朝晩が寒いので海辺のキャンプ場を探していたら、蒲刈島を地図で見つけ、大昔訪れたきりなので久しぶりに行ってみようと思った。特に蘭島閣美術館は前から気になっていたので少々遠かったが朝10時に出発した。この日は秋晴れで三原からの海岸線は絶景、車で見る景色とはまるで違い、始終気持ち良かった。安芸灘大橋を渡って下蒲刈島に着いたのは13時。早速、蘭島閣美術館に行くと9日からの展示のため休館中だった。このあたりが自分の特徴である詰めの甘さだ。三ノ瀬というこの地域は美術館を中心として街並みが保存されており、海沿いで石畳みのきれいな場所だった。もう一つの美術館で須田国太郎という画家の常設展示を観て、その後松濤園という朝鮮通信使、陶磁器館、ランプの展示があるランプの館などの複合施設を観た。昔W6 で行った神戸のランプミュージアムのようなものを期待していたが、少し期待外れだった。しかし陶磁器のコレクションは素人の自分が観ても素晴らしいと感じた。また、建物は古いけれどよく手入れされており、窓からの海の景色は最高だった。ただし天井が低いので梁に一度頭をぶつけた。ほかにもいろいろと観るところはあったが、帰りのことを考え出発した。道端でレモンとみかんが200円で売られていたが、土産にレモンだけを買った。
    

 下蒲刈から蒲刈大橋を渡って上蒲刈へ。そこで休憩がてら藻塩アイス300円を食べ東を目指す。この島には昔家族で行ったり、附属の先生たちと行った県民の浜があったがそちらには寄らなかった。次に豊島大橋を渡って豊島、豊濱大橋を渡って大崎下島へ。時間があればこの島の御手洗の街並みに行きたかったのだが、時間がないので今回はパス。フェリー乗り場を探し、大長港から竹原行のフェリーに乗ろうと、フェリー乗り場で聞くとここからは出ておらず、橋を渡って岡村港から大三島行きが出ているという。大三島ならしまなみ海道が走っているのでそうすることにした。
 岡村港に着くと丁度フェリーが着くところで、待たずに乗れた。料金はバイクと人で1170円だった。客は自分一人で貸し切り状態だった。時間は15分くらいだっただろうか、地図を見ながら島の名前や航路を確認したり、景色を楽しんだりした。大三島に着くと東側の海岸線に沿って走ったが、大三島はその名の通り大きい島で、走っても走ってもインターに付かず、ひょっとして違う島を走っているのかと思ったくらいであった。しかし5時ごろ無事大三島インターからしまなみ海道に入り、6時半ごろにへとへとなりながら、やっと家に辿り着いた。瀬戸内の島を堪能した一日であった。

 11/28  走行距離が2万q近くになり、タイヤがツルツルになってきた。ある人から「まるでレーシングタイヤじゃのう」と言われ、タイヤ交換をすることにした。レッドバロンならやってくれるだろうと電話したら、スズキと同じく自分のところで買ったバイクじゃないと出来ないという。一体どうなっとるんだ、最近のバイク屋は!ネットで調べるとYSPというヤマハの店がやってくれるというので、頼むことにした。前後タイヤで工賃廃棄料含め3万6千円だった。高いと思ったが背に腹は変えられない。ところが店員から前のディスクブレーキパッドがすり減って、交換しないと危ないと言われた。そこでパッドを注文し、来たら連絡するというので待っていたら2週間たっても連絡がない。
 そうこうするうちにタイヤ交換を済ませた1週後の夕方、2号線の大門駅近くを走っていたら、急にハンドルを取られて蛇行し始め、どうしたのかと後ろタイヤを見ると完全にパンクして空気が抜けていた。以前PCXに乗っていた時パンクしたがその時は少しづつ抜けたためなんとかバイク屋まで辿り着き直してもらったが、今回は走れる状態ではない。しかし、運よく100m先にガソリンスタンドがありそこまで行って直してくれというとバイクは無理だという。YSPにTELすると定休日。レッドバロンにも断られ、結局翌日YSPに頼むことにして、その日はバイクを預かってもらった。
 帰ってよく考えるとバイクの任意保険でロードサービスというのがあって、バイク屋まで無料で運んでくれるらしい。翌朝YSPと三井ダイレクト損保に電話し、バイクを引き取りに来てもらった。軽自動車が来るのかと思ったら、車のレッカー車よりもでっかい大型のレッカー車が来てびっくりした。ガソリンスタンドの兄ちゃんに礼を言ってYSPに行き見てもらうとチューブも交換しなくてはならないとのこと。ブレーキパッドがきていたので全部合わせて1万6千円だった。
 たった1週間のうちに5万以上の痛い出費だった。