バイク日記E   2023.1/2 〜


 1/2  正月明け、家でゴロゴロしていてもしょうがないので、毎年正月にバイクで出かける定番の場所に行くことにした。それは笠岡にある「古代の丘スポーツ公園」という所である。ただ非常に寒くカイロだけでは手がかじかんでしまうので、格好は悪いがこの冬初めてハンドルカバーを付けることにした。これはPCXに乗っていた時、用事でホンダの店に行ったとき、客が「ハンドルカバーは一度付けたら止められなくなる。冬の必需品だ」と勧めるので買ったものだ。コミネ製の割と格好いいタイプだが、ダサいといえばダサい。PCXに付けてみると意外と窮屈で操作性が悪いので、穴を開けたりして自分なりに改造して使っていた。
 STに替えてからも冬になると使っていたが、確かに快適である。それでもかなり寒い日には、ポケットには大きなカイロ、グラブの中に小さなカイロを貼ると大丈夫である。                

    

 公園に着くと、暇を持て余している老人や家族連れが大勢いた。いつものように、広い公園内を歩いているとキャンプ場の案内と、そのすぐ横にマムシ注意の看板が立っていた。さらに道の反対側にはハチに注意の看板が・・・。こんなものを見せられて、わざわざキャンプをする人がいるのだろうか?私なら、ちょっと遠慮するなあ。

     

 1/13 福山市加茂町に昨年7月にオープンした、「旧車バイクミュージアムF6」に行ってきた。前から気になっていたが、やっと行くことができて嬉しかった。
 本業は旧車バイクのレストアだが、レストアをする人が工場の道具をレンタルして作業をするような場所もあり、実際、行った日には2人ほどサンドブラストで作業をしていた。
 別棟のミュージアムの受付は無人で、入場料500円を券売機で買って入ると、広くてきれいな建物の中に新車と間違うようなピッカピカの旧車が100台くらい整然と並んでいた。大型もあったが、90から250ccくらいのオフロードタイプが多かった。
 入り口を入ってすぐのところに、高校生の頃の憧れのバイクだったCL72が出迎えてくれたのには感激した。同級生がこの兄貴分のCL350 に乗っていて、後ろに乗せてもらったときのスピード感や迫力は今でも覚えている。大型ではスズキのロータリーエンジンを積んだバイクや、CB750の初期のK1 、カワサキのW1など懐かしいバイクが沢山あって目の保養になった。残念なのは無人で管理が出来ないせいか、バイクに触れてはいけないことだ。やはりバイク乗りとしては、跨ったりハンドルを握ったりしたいものだ。同じ福山市にある「自動車時計博物館」(ここのコレクションは凄い!)はコンセプトが「乗れ!見れ!触れ!写真撮れ!」というもので、自由に乗ったり触ったりしていいという太っ腹な博物館だ。ここの館長さんはかつて私が勤めていた中・高校の卒業生で、在校生向けに講演をしていただいたこともあった。

   

   

 見学し終わって外に出ると、これからレストアするらしいバイクが置いてあって、その中にスズキのGT750、通称ウォーターバッファローというかつて一世を風靡したバイクがあった。最近のバイクにはない風格とたたずまいに、しばし見惚れた。バイク好きな人には、是非足を運んでほしいミュージアムである。